発熱解熱

夕方近く大渋滞の中、急激に高熱と目眩が襲って来た。汗という汗は噴き出すし喉はカラカラで意識も朦朧として来たので、予定は全てキャンセルし自宅へ西麻布から7,8kmの距離を一時間半もかかって帰宅し、それからずっと17時間混濁の世界へ。



昨日まで体調と食の管理は完璧と思い込んでいたので不調の理由が思い浮かばず、また仮にインフルエンザならば起きてすぐの体温が35.8度まで落ちる事もないはずで、まったく知恵熱としてはあまりに症状がひどすぎるので、訳が分からず気持ち悪かったのだが、久しぶりにギリギリとした仮死の匂いプンプンの世界へ落ちたのは、瞬間とはいえ、めったに感じる事の無い種類の恐怖を感じた。
ほとんどの恐怖は自身で作り上げていると知ってるので、突発的な他者からの憑依による恐怖というものが実際にありえる、ということに驚いたのだ。



過渡期には何でも有り得る、とは知ってはいても自分以外の恐怖にはさすがに参ってしまい。


念というのはそこかしこに残るので油断は大敵だな、と。